インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

しまじまの旅 たびたびの旅 102 ……「川口」で車とお別れ

北カルヤラ地方のヴァルティモ(Valtimo)から、カルヤラの中心都市ヨエンスー(Joensuu)まで一気に100km以上を南下しました。ほとんどまっすぐの道に、両側は針葉樹の林が延々と続いて、何十キロもほとんど風景が変わりません。高速で車を走らせているのに、あまりに単調だと眠くなって危ないので、スマホSpotifyと車のスピーカーをBluetoothで連動させて、好きな曲ばかり聴きながら走りました。

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途中、風景がきれいだというコリ国立公園の「Ukko-Koli」という場所に寄り道してみました。駐車場から無料のケーブルカーが丘の上まで伸びていて(といっても乗車時間1分ほどの短いもの)、その先にカフェやお土産屋さんなどがあり、そのまた先の階段を上ったらこの絶景です。

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ピエリネン湖というかなり大きな湖と、そこに点在する島々、そして果てしなく続く森林。すぐ先はかなりの高低差がある断崖になっているんですけど、ほとんど看板も柵もありません。そういえば先日ハイキングをした「Kalajan Kierros」でもほとんど見かけませんでした。わずかに「お子さんに注意」程度の小さな看板があったくらい。こういうの、要は自己責任ということで一見冷たそうですが、自立と自律を重んじているような気がして、私はいいなと思いました。

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そのあとヨエンスーまで車を走らせました。ヨエンスーは「joki(川)のsuu(口)」という意味だから、ここはフィンランドの「川口市」なんですね(これはフィンランド語の先生のネタ)。少しだけ中心街をあるきました。何かのイベントをやっていて、小さな女の子たちがバレエを披露していました。

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エンスーから飛行機でヘルシンキに戻ることにしたので、ここまで一緒に走ってきた車を空港で返しました。何だか名残惜しいです。オペルのコルサくん、本当にありがとう。例によって小さなヨエンスー空港のレンタカー会社には誰もいません。会社に電話してみたら「レンタルしたときの書類と車のキーを、カウンターにある穴に入れといて」とのこと。普通レンタカーを返すときはガソリン満タンにしてあるかとか、新しい傷はないかとか確認するんじゃないかと思うんですけど、そういうのは一切なしでした。ま、何か問題があれば後から請求しますってことなんでしょうね。

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エンスー空港から、フィンエアーの国内線プロペラ機でヘルシンキに戻ってきました。ヘルシンキは高いビルもなく小さな都市という感じ(フィンランドの都市はどこも高いビルがあまりないみたい)ですが、それでもずっと森と湖の田舎ばかり回ってきたので、ものすごい大都会に戻ってきたような気がします。

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