インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

しまじまの旅 たびたびの旅 88 ……はじめての公衆サウナ

フィンランドで一度公衆サウナに行ってみたいなと思っていました。それでスマホGoogle Mapで「public sauna」と検索してみたらたくさん見つかったので、そのうちのひとつ、少し校外の「Sauna Hermanni」に行ってみました。アパートの一階にある公衆サウナです。

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小さな看板と、最初は通り過ぎてしまったくらい地味な入り口の奥に小さな窓口があって、12.5ユーロを支払いました。日本円で1500円くらいですか。カードでも支払いができ、レシートをスマホに送ってくれました。公衆サウナは日本の銭湯そっくりですけど、けっこう高いですよね。バイクの後ろのドアが入り口です。

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でもはじめて行ったこの公衆サウナはとにかく気取ってなくて、素晴らしかったです。ロッカーの鍵を受け取るときに「タオル持ってます?」と聞かれましたが、私は持参したので借りずに済みました。どういう感じのサウナだか分からなかったので一応水着(海パン)を持って行ったのですが、こちらのサウナは日本の銭湯同様に全裸です。サウナから出て休憩するときだけバスタオルを腰に巻くという感じ。

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サウナ自体はとても狭くて六〜七人も入ればいっぱいという感じでしたが、この日は先客が三人ほどしかいませんでした。「どこから来たの?」「観光?」などと少し話をしましたが、あとはみなさんゆるゆると過ごしているといった風情。サウナ室内は薄暗くて、わずかにスモークっぽい香りがしました。「ロウリュするけど、いい?」と聞かれたので「どうぞ」と言うと、長い柄のついた柄杓で二度三度。とたんにものすごい熱気がきました。こうやって、タオルで仰ぐ熱風ではなく、実際に焼けた石に水をかけるロウリュも初めての体験でしたけど、こんなに熱くなるものなんですね。

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受付に小さな犬がいて、ロッカーで服を脱いでいるときにお客さんのひとりが「ここで飼われてる『Sauna dog(サウナ犬?)』なんだよ。あいつもサウナに入るんだ」と教えてくれました。「ホント?」と半信半疑だったんですけど、一度サウナから出て涼んで、もう一度サウナに入ったら、この犬が中で寝てました。扉の下に15センチくらいの隙間があるんですけど、そこから入るみたいです。冗談じゃなくてホントに「サウナ犬」だったんですね。

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ここのサウナには水風呂はないですけど、サウナから出て、冷水を浴びて、それからアパートの外にしつらえてあるベンチのところまで裸足で歩いて行って涼みました。みなさんビールを飲んでいるので、私も(2ユーロでした)。周りは普通のアパートが建ち並んでいる団地みたいな場所なんですけど、誰も気にしないこの「ユルさ」がいいですね。こうやって、一度フィンランドでサウナに入って、外で涼んでみたかったのです。でも時差ボケが続いているせいか、ビールを飲んだら急速に眠くなってきました。

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