五月としての史上最高気温が各地で更新されている日本。東京も数日前から尋常ではない暑さになっています。うちの職場は服装自由なので、私はすでに上はポロシャツ一枚で通勤していますが、今からこれだと六月や七月はどうすればいいんでしょう。というか、ポロシャツのやや厚手の生地でさえすでに暑く感じます。でもTシャツ・短パンで授業をするわけにはいかないものなあ……いえ、別にそれだって禁止されてはいないのですが、そこまで行くと自分で自分が「イタい」です。
この季節にしてここまで容赦のない猛暑が続くと、来年に迫った東京五輪が心配になります。……いえ、この書き方は「偽善」ですね。私は諸々の理由で今次の五輪開催は反対なので、この気候に鑑みて中止を決断してほしいと思っていますが、組織委をはじめとする関係者の「インパール作戦」にもなぞらえられるプロジェクト進行はおそらく止まることはないでしょう。炎天下のタダ働きたるボランティア要員も首尾よく集まったようですが、くれぐれも死人だけは出ないようにしてほしいと祈ります(これも偽善かな)。
開催都市の東京都もこの猛暑を重く見ているようで、先日は小池東京都知事が五輪の暑さ対策として「かぶる傘」の試作品を発表していました。
ネット上では「『かさじぞう』みたい」と揶揄する声で盛り上がっていましたが、私はまあこれでもないよりはあった方がマシかなと思います。帽子でもいいような気がするけど、確かに傘状のもので頭の上にも空間があった方が熱中症などの危険性は減るのではないでしょうか。もっとも私自身はこんなものかぶるの絶対にイヤですし、そもそもこんな季節に五輪を開催すること自体が無理筋だと思いますけど。
先日NHKのニュースを見ていましたら、気象キャスターの斉田季実治氏が「日傘男子」の普及活動(?)をしていました。氏のTwitterでも紹介されています。
#日傘男子 いつになく饒舌🤣 https://t.co/eIoa7uezWf
— 斉田季実治 (@tenki_saita) 2019年5月24日
確かに日本の夏はもうクールビズとか打ち水とかだけでは太刀打ちできないくらいの熱帯性気候になりつつあります。というわけで斉田氏に倣って私も日傘を買いました。同僚からは「環境省とNHKの宣伝にのせられて……」的な揶揄も聞こえてきましたが、このさい固定観念は極力廃して、何でも採り入れ、試してみるべきだと思います。日傘、いいじゃないですかねえ。少なくともイタい「かさじぞう」スタイルよりはずっとおしゃれですよ。