インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

星条旗の51番目の星

スマホで中国語の講義をいろいろと聴ける『得到』というアプリがありまして、その中の名物講義のひとつに“罗胖老师”こと罗振宇氏の『罗輯思維』というのがあります。ご自分の姓“罗(羅)”を使い、“逻辑思维(ロジカルシンキング)”をもじって『罗輯思維』です。

www.ljsw.io

以前、その講義のひとつ“为什么没人再登月(なぜ人類は月に行かなくなったのか)”について、以前記事を書いたことがあります。

qianchong.hatenablog.com

この講義音声を教材にして、いくつかのクラスで通訳訓練に使ってみて面白かったのは、中国語の“星条旗(xīngtiáoqí)“が日本語でも同じように「星条旗(せいじょうき)」と言うということをご存じない華人が多いことでした。「へええ、同じなんだ!」と。ひょっとしたら日本人でも知らない生徒さんがいるかもしれませんけど。そこで必ず「どうして星条旗なんですか? 星とストライプ(条)だから? そうそう。じゃあ星の数とストライプの数はいくつだか知ってます?」と聞くことにしているんですが、この星の数のお答えが様々でまた面白いです。

ご案内の通り、星の数は現在におけるアメリカ合衆国の州の数、ストライプの数は建国時における州の数ですが、この星の数を「20!」とか「70!」という方もいれば「47!」という方もいます(日本の都道府県と混同している?)。でもこれまでに複数の方が「51!」と答えたんですよね。そこで私が「正解は50州ですけど、あとひとつはどこなんですか? ああ、日本?」と言うと、どーっとウケます。このくだりが華人にやけにウケるのです。

そのウケ方に私は、ああこれはけっこう広範な層の華人に「日本はアメリカ合衆国の属国みたいなものじゃないか」という認識が浸透しているからではないか……と思うのです。日本人自身はあまり自覚していないかもしれないけど、外から見るとホントにそんな感じに見えるんですよね。現政権は特に。

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51星のアメリカ合衆国の国旗 - Wikipedia