インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

顔を名前をQuizletで一致させる

勤務先の学校では新しい年度が始まって、今年も四十名ほどの新しい留学生が入学してきました。この時期にもっとも苦労するのが、留学生のみなさんのお名前を覚えることです。中国語圏のみならず、世界各国から集まっているのでそれぞれの言語での名前の呼び方があり、本名で正確にお呼びするのは不可能に近いので、授業の初日に「ニックネーム」ないしは「自分を何と読んでもらいたいか」を聞いています。

ファーストネームや元々の愛称を使う方、中国語圏の方でもイングリッシュネームを使う方、漢字の日本語読みを使う方など多種多彩でなかなか楽しいですが、問題はそれらのお名前と顔を一致させること。恥ずかしながら私はこの「人の名前を覚える」のがなぜかとても苦手で、昔から苦労しているのです。

特に中国語圏の若い女性の場合、おぢさんの私にとっては「アイドルグループ状態」。ほとんど同じような雰囲気に見えるのです。いえ、こういう言い方は少々失礼ですよね。よく見ればそれぞれ個性豊かなはずなのですが、ごめんなさい、なかなか顔と名前が一致しません。昨年は入学願書に添付された証明写真をコピーして、顔と名前を一致させようと頑張ってみましたが、そもそも証明写真の写りがご本人とけっこう違っている場合も多くて……。

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https://www.irasutoya.com/2018/01/blog-post_262.html

それでも今年は「これではいけない!」というか「自分が留学生の立場で、先生になかなか名前を覚えてもらえなかったらかなり悲しいはず」と思い直して、上記の証明写真をデータにして、Quizletに取り込んでフラッシュカード化してみました。もちろん公開はせず、自分だけが見ることのできるモードにしています。Quizletは文字や音声だけでなく画像も取り込めるというのが便利です。せっかく有料登録しているんだし、徹底活用しなきゃもったいない……と四十人分せっせとカードを作り、ここ数日間は通勤途中に覚えていました。

そしたら……なんとその数日で名前と顔を完全に一致できてしまいました。まだ覚えてらっしゃらない先生がたに「ほら○○さんですよ」と教えてあげられるくらいです。う〜ん、自分は人の顔と名前を一致させるのが苦手と思い込んでいたのですが、単に努力していなかっただけだということが分かりました。