インタプリタかなくぎ流

いつか役に立つことがあるかもしれません。

ネットでピアノを学ぶ

ゴルトベルク変奏曲』のアリアを死ぬまでに弾けたらいいなと思って、ピアノの先生を探しているのですが、なかなか「ご縁」に恵まれません。

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最初に、うちの近所でやってらっしゃる個人の先生宅に体験レッスンを申し込んで行ってきたんですけど、先生は何だか「テキトー」な感じでした。こちらがどれだけピアノを練習したことがあるのか量りかねてらっしゃったのだと思いますけど、スケールの練習をしたかと思えば、指の運動をやってみたり、連弾してみたり。基本的に月謝制で、急な仕事での授業日変更にもあまり対応してくれなさそうでした。

別の、ちょっと高級な感じの音楽学校にも体験レッスンを申し込んでみました。この学校は体験レッスンが有料で、それも結構なお値段でしたが、逆にそこを意気に感じて期待していました。でも、こちらも何だか先生が「テキトー」な感じ。ただただ弾かせるだけで、具体的なアドバイスや指導がほとんどないのです。ウェブサイトやパンフレットで謳われていた「基礎からしっかり・懇切丁寧」な教学理念とはかなりの隔たりを感じました。

む~、まあネットで検索するとピアノ教室や学校は星の数ほどあるので、焦らずにいろいろと探してみたいと思います。

ところで、世はネット時代、カーンアカデミーのようにネット動画で学べる「オンライン学習」のコンテンツは世にあふれていますよね。私は基本、何かを新たに学ぶ際に全くの独学というのはやめた方がいいと思っているのですが(自己流の偏ったクセがつくから)、試みにYouTubeで「Bach / Goldberg / Aria / play」といったキーワードで検索してみたら、なんと、懇切丁寧に教えている奇特なピアニストさんが(それも複数)いました。

単にゆっくり弾いているだけのものもあれば、譜面と一緒に手元を映しているものもあります。これなら指の動きも自分で追って楽譜に書き込めますよね。すばらしいです。

youtu.be

これでゆっくりゆっくり練習しながら、気長に「ご縁」のある先生を探そうと思います。ちなみに楽譜もネットで販売されていて、ダウンロードできます。いい時代になりました。

むかし吹奏楽部にいたころは、「新曲に取り組む!」ってことになると、部員が連れ立って銀座のヤマハ楽器や山野楽器の楽譜売り場に行って探し、全楽器の譜面がセットになった分厚いファイルを買ってきて、それを楽器のパートごとに手書きで五線紙に「写譜」(楽譜を書き写すこと)してたんですよ。コピー機すら普及していない時代のお話です。ものすごい変化です。