インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

フィンランド語 17 …動詞登場(その2)

フィンランド語の動詞、語尾の変化の続きです。

dA-タイプ(タイプ2)

動詞の最後が da / dä で終わっているものです。このタイプは若干の例外を除いてかなり単純な変化をします。基本的に……

私 -n 私たち -mme
あなた -t あなたたち -tte
彼/彼女 -× 彼ら/彼女ら -vat/vät

……です。単数三人称の「彼/彼女」が「-×」になっているのは、語尾がつかないということ、また複数三人称の「彼ら/彼女ら」の語尾はタイプ1と同様、単語に「a,o,u」が含まれていれば「-vat」、含まれていなければ「-vät」になります。

● juoda(飲む)
①タイプ2の場合、最後の dA を取って語幹とします。よって語幹は juo 。
②あとはもう単純に上記の語尾をつけるだけです。

juon juomme
juot juotte
juo juovat ※三人称単数は語幹のまま。

● saada(得る)
①最後の dA を取って語幹は saa 。
②語尾をつけます。

saan saamme
saat saatte
saa saavat ※三人称単数は語幹のまま。

● syödä(食べる)
①最後の dA を取って語幹は syö 。
②語尾をつけます。

syön syömme
syöt syötte
syö syövät ※三人称単数は語幹のまま。

タイプ2の例外は「tehdä(する・作る)」と「nähdä(見る・会う・理解する)」です。両方とも語尾が「dA」なのでタイプ2に見えますが、これらは元々それぞれ「tekeä」と「näkeä」だったものがよく使われるうちに変化しちゃったとのこと。語尾が「母音+ a/ä」で終わっていますから、この二つはタイプ1のやり方で語尾が変化します。

● tehdä(実は tekeä )(する・作る)
①元々の形「tekeä」を最後の母音と ä の間で切り、前を語幹とします。→ teke
②最後の音節に「k,p,t」がある場合、変化パターン通りに変化させます。take には「k」があるので変化パターンに従って「×」に(k を取る)。つまり「tee」。ただし三人称だけは単数も複数もこのパターン変化をさせません。つまり……

teen teemme
teet teette
tekee tekevät

● nähdä(実は näkeä )(見る・会う・理解する)
①元々の形「näkeä」を最後の母音と ä の間で切り、前を語幹とします。→ näke
②最後の音節に「k,p,t」がある場合、変化パターン通りに変化させます。näke には「k」があるので変化パターンに従って「×」に(k を取る)。つまり「näe」。ただし三人称だけは単数も複数もこのパターン変化をさせません。つまり……

näen näemme
näet näette
näkee näkevät

この二つは変化しちゃうと原形とはかなり違う形になりますね。動詞の変化はまだまだ続きます。

f:id:QianChong:20180321185002j:plain
Minä syön illallista.