インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

しまじまの旅 たびたびの旅 32 ……中国趣味あふれる「花やしき」

コペンハーゲンといえば「ほかを差し置いてそこかよ」とつっこまれそうですが、まず行ってみたかったのがチボリ公園です。だれかが「コペンハーゲン花やしき」と言っていましたが、なるほど、そんな感じ。適度にチープ感があって、ゆるい雰囲気がたまりません。

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入口を入ったすぐのところに「與民偕樂(民とともに楽しむ)」という『孟子』の言葉の扁額がかかった劇場があって、ちょうど上演が始まるところでした。サーカスのようなバレエのような不思議な演目。ニワトリやヒヨコが出てくるのはイースターが近いからかしら。

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園内にはジェットコースターやフライングカーペットなどおなじみのアトラクションも数多くあるのですが、なぜか中国趣味の建物が数多く配されています。チボリ公園の開園当初(1840年代)からこういう趣向だったのかどうかは分かりませんが、ヨーロッパでのシノワズリの流行と軌を一にしているのかもしれません。もしくはその後19世紀末のジャポニスムなども絡んでいるのかも。

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The Star Flyer という、古典的な「回転ブランコ」がありました。高いところからコペンハーゲンの街を見下ろしたら素敵だろうなと思って、30デンマーククローネのチケットを3枚買い、「ポケットの中を含め、一切のモノを持たないように」という注意を受けて、乗りました。

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しかし、椅子に座って、目の前のバーが固定され、自分でベルトを締めてから気づいたんですけど、椅子につながってる鎖やワイヤーが細い、細すぎる。にわかに怖ろしくなりましたが、すでに上昇を始めており、あとは……。ここが「花やしき」であることを忘れていました。これは空中散歩などというお気楽なものではありません。それに小雨も降ってきたし、寒いし。

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帰る頃にはそこここに電飾が灯っていました。今度は夏の爽やかな季節に訪れたいと思います。