インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

しまじまの旅 たびたびの旅 3 ……八斗子

十数年前、台湾に住んでいた頃に見たMV(ミュージックビデオ)の一場面が、なぜか心に残っていました。楊家成(ジェレミー・ヤン)という華人歌手*1の歌う『妳的理由』という曲のMVです。


楊家成 - 妳的理由 (官方版MV)

この背景にぽつんと浮かんでいる小島はどこなんだろうと思っていろいろ調べてみたら、基隆近くの「基隆嶼」らしいということが分かりました。ネットってすごいですね。

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それで、実際の風景を見たくなって出かけてきました。

最寄り駅は「臺鐵(台湾鉄道)」の深澳線にある「海科館」駅なんですけど、この路線は台湾東部の基幹路線である宜蘭線の瑞芳駅から伸びる支線みたいになっていて*2、時刻表を見ると運行本数が極端に少ないです。どうやらもっと先まで伸びていたのが廃線になって、今は二つしか駅がない超ローカル線になっているみたいですね。あまりに電車が来ないので、瑞芳駅から路線バスで海科館(國立海洋科技博物館)に向かいました。

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上の方に「基隆嶼」が載っています。MVに出てきた風景は、海科館駅近くにある、この逆三角形の半島あたりから見たもののようです。もとより、あまり人のいないところをぶらぶらするのが目的ですのでテキトーに歩いて行ったら、半島は公園になっていました。そして小高い丘のようなところまで階段が伸びているので登っていった先にあった風景がこれ。

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おお、まさにあのMVの風景ですね。せっかくなのでスマホYouTubeのMVを呼び出して、風景を眺めながら聴きました。

そしてこれもせっかくなので、その超ローカル線にも乗ってみました。海科館から終点の八斗子まで一駅だけしかありませんけど。海科館駅は國立海洋科技博物館の前にあるわけではなく、商店街を抜け、住宅街を抜けた先にひっそりとありました。GoogleMapで位置は分かるものの本当にあるのか不安になって地元の人に聞くも「駅? さあ……」という感じでした。地元の人もめったに使わない無人駅のようです。

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ようやく列車が来て、ほんの数分乗ると終点の八斗子駅です。この八斗子駅は鉄道ファンや観光客に人気の場所みたいで、けっこうたくさんの方が乗っていました。こちらももちろん無人駅です。

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帰りは、八斗子駅から瑞芳駅まで、超ローカル列車の旅(といっても十分ほどですが)を楽しみました。

*1:アルバムを一枚出しただけで、その後は全然ヒットしなかったみたいです。それでもウィキペディアで検索してみたら、今でもネットなどで活躍しているようですね。

*2:実際には瑞芳駅で平渓線とつながって八斗子駅・菁桐駅間を走っているようです。