インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

昨年の3回と今年の3回

昨年は3回、病院を舞台に大きな出来事がありました。

ひとつめは仕事で留学生と一緒に行った長野県での合宿。
みなさん大人ですから特に「管理」などということもやらないのですが、深夜に急性アルコール中毒で中国人留学生が倒れてしまいました。私が救急車を呼び、いちおう通訳者も必要だろうと同乗して病院に向かいました。幸い一命は取り留めましたが、本当に危ないところでした。

ふたつめは義父の死。
軽い認知症にかかりながらも比較的元気に過ごしていたお義父さんでしたが、急に体力が衰え、入院にいたり、あっという間に天に召されてしまいました。細君と一緒に老人ホームを物色していたところでしたが、結局入居することはありませんでした。

みっつめはその細君の入院。
くも膜下出血でした。この時ばかりは最悪の事態も覚悟しましたが、これも幸い手術(開頭クリッピング)を経て一命を取り留め、なおかつ後遺症も残らず生還しました。即死と重篤な後遺症を残すケースで6〜7割を越すというこの病気においては、奇跡的ともいえると思います。友人からは昔から「しぶとい」と言われていた細君ですが、ここでもしぶとさを発揮してくれました。

でもその後細君は、くも膜下出血の典型的な後遺症の一つである水頭症に陥り、表面的には認知症と選ぶところのない症状を呈し、一時は徘徊などもするまでに至りましたが、手術(腰椎腹腔シャント)を経て、現在では完全と言っていいくらいに回復しています。

それにしても、怒濤のような一年でした。私自身は特に不都合もなく、というより仕事では学校の授業で色々と新しい試みに挑戦してそれなりにいい結果を出せてまあ順風満帆といってもいいほどだったのですが、自分の周囲で立て続けに、近しい人たちにこういうことが起きるとは。

細君にしても、とある国家資格のために日夜受験勉強に励んでいて、それが一番ピークに達したところで、つまり受験の当日にお義父さんが倒れるというタイミングでした。私がいろいろと入院準備を進める中で細君は面接試験にのぞみました。そしてその後お義父さんが急逝して喪主を務めたと思ったら、今度は自分が死線をさまようことになったわけです。しかも、くも膜下出血で手術を受けてまだ意識が回復していないときに合格通知を受け取りました。

実は何十年か前に大学院を受験したときも、同じタイミングで母上が、それも同じくも膜下出血で急逝しているのですから、つくづく「重なるときには重なる」ものだなあ、というかもうちょっと分散してイベントが起きてほしいと思いますよ、本当に。

……で、今年です。
今年はもう去年のような超弩級の怒濤はやってこないと思いますけど、たまたまNHKEテレで見た「たなくじ」では大吉が出て「大きないいことが3回あるでしょう」とのこと。去年は3回とんでもないことがありましたから、今年はその真逆ということですね。

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個人的にはあんまり波瀾万丈の人生は好みじゃなくて、平穏無事に「小確幸」をかみしめることができればそれで十分なんですけど。