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インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

義父と暮らせば17:ヘルパーさんに来てもらって

細君の実家から車で15分ほどの場所に引っ越して数週間。

我々が同居しなくなったことで、お義父さんは介護保険を利用したヘルパーさんのサービスを受けられるようになりました。現在は週に2回、1時間ずつ、洗濯や炊事や買い物などを手伝ってもらっています。このヘルパーさんのサービス、家族が同居していると受けられないんですよね。それでケアマネさんも以前から「近くに家を借りて住むことができれば一番いいんですけど」と勧めてくださっていたわけです。

これ、同じ家に同居だとダメですが、隣に住んでいるんだったらオーケーなんだそうです。う〜ん、それもなんだか……でも行政的にはどこかで線引きしなきゃ制度がなし崩しになっちゃうから、しかたないのでしょう。でも、同じ敷地内の離れとか、二世帯住宅とかだったらどうなるんでしょうね。

とにかく、ヘルパーさんが入ってくれるようになったことで、我々の負担はずいぶん軽減されました。自己負担率は1割なので、週2回、月に8回来てもらっても、月額2000円。1回1時間で250円という安さです。もっとも介護保険が9割負担してくれるんだから、一時間あたりのコストは2500円、ヘルパーさんの報酬がいくらかは知りませんが、けっこうなお金がお年寄りの介護や世話に投入されていることが分かります。

公的保険で、自らも保険料を払っているんですから何も後ろめたいことはありませんし、すでに介護を経験済みの友人知人も「頼れるところにはできるだけ頼った方がいい」とアドバイスしてくれますし、我々だって自分の人生があるんだから確かにその通りなんですけど、こうやって高齢者のケアに膨大なお金が投入されていくのだなあと考えると、それでなくても財政が破綻しかかっているこの国で……という複雑な思いが(ちょっぴり。偽善だね)いたします。

ヘルパーさんにお願いできるのは基本的にその家の中のことだけです。つまり掃除や洗濯や炊事といった家事ですが、その他に買い物を頼むこともできます。お義父さんも最初は「俺はまだそんな手助けはいらん!」とケアマネさんや我々を困らせていたのですが、お願いしてみればまあまんざら悪くもないと思ったようで、あれこれ買ってきてもらっているみたいです。細君に頼むと「またそんなもの欲しがって! うちにある○○で我慢すればいいじゃない」とか「そんなの食べたり飲んだりしたら身体に悪いじゃない」などと言われてメンドーくさいですからね。

というかね、昨日も実家に行ってきたんですけど、お義父さん、明らかに元気になってる! 我々と同居していたときより、明らかに活き活きしているんです。我々は狭い実家でお義父さんと同居してストレスをためていたわけですが、お義父さんもお義父さんでストレスをためていたんだなあと思いました。かつてお義父さんが「死ぬ前にもう一度お前と暮らしたい」と細君にこぼしたことから我々は同居を決めたんですけど、いざ同居してみたら「娘夫婦と一緒に暮らすの、やっぱ面倒だわ」と思ったっちゅ〜ことですかね。

まあこの先、要支援度・要介護度が高くなっていったらまたどうなるかは分かりませんが、お年寄りが身の回りのことを何とかできるくらいのレベルならば、つかず離れず+行政サービスに頼らせてもらうというのがいいと思います。