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インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

おいしくて楽しい料理

先日、料理研究家・小林カツ代さんの訃報に接しました。

皆さまに長きにわたり親しまれてまいりました料理研究家小林カツ代は、2005年夏にクモ膜下出血を起こしたあと、ゆっくりと療養しながら、このサイトを日々楽しんで、静かに暮らしていましたが、去る1月23日(木)に家族が見守る中、安らかに天国へと旅立ちました。享年76歳でした。ここに謹んで御報告申し上げますと共に、故人の快復を祈り待ち続けてくださったファンの皆様に厚く御礼申し上げます。(中略)生前、「私が死んじゃっても、美味しい私のレシピは永遠にそこの家の家庭料理として残るのが嬉しいわね」と、大好きな珈琲を飲みつつ、笑いながらスタッフに話をしていました。
重要なお知らせ - KATSUYOレシピ

と、Facebookのタイムラインで、2005年に行われたインタビュー記事を知りました。含蓄のある言葉の数々です。

——家族でおいしく楽しく食べられれば、手作りとか自然食にこだわる必要もない?


「手作り」という言葉も嫌いですね。だって、料理は手で作るに決まっているじゃないですか。自然食にこだわる人もどうでしょう。何でもかんでも「自然」にこだわる人にはユーモアが感じられません。だいたい発想が「あれもいけない」「これもいけない」なので、おいしそうな感じがしません。そうではなくて、「これもいい」「あれもいい」という発想のほうがおいしい料理を作れると思うんです。


病気でもない限り、減塩とか減油といってぼけた味の料理を作っている人は、その人の人生もぼけていくと思います(笑)。そういう引き算の考えでは、おいしい料理は作れません。玄米が本当においしいならば、今でもみんな玄米を食べているはずなんです。でも実際はそうじゃない。自然かどうかじゃなくて、「おいしい」料理が元気を作るんです。


小林カツ代/「安全」や「自然」より、「おいしい」料理がいちばん大事 - 学びの場.com

う〜ん、いま、高血圧と肝機能障害があるお義父さんのために食事を作ってて、お医者さんから言われたとおりに多少なりとも減塩とか菜食とかに気を使ってるんですけど、やっぱり徹底しちゃうとかえって認知症が進行しちゃうかしらんと思ったりして。ま、もとより「ずぼら」な性格なので(私が)、昨日は極薄だったから今日はその分濃くてもいいや的なテキトー減塩だったり、時にどぉんとボリュームのある料理を作ってお義父さんにドン引きされたりしてるんですけどね。

小林さんのレシピをいくつも参考にさせていただいた一人としてご冥福をお祈りします。そしてこれからもおいしくて楽しい料理を作っていこうと思います。

追記

「おいしくて楽しい料理」ということでは、最近よく拝見しているのがこちらのブログ。こちらのレシピはどれも素朴かつオシャレです。なんだか矛盾するようですけど、ブログを読めば分かります。しかも「男の料理」的なアプローチとは全然違うところで、細かなところに手を抜いていないのがいいんですよね。

ばーさんがじーさんに作る食卓

今晩は、先日のエントリにあった「タマネギとごはんのグラタン」を作るのです。ああ、楽しみ。