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インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

修行僧的「フリー」のこころえ

ことば しごと くらし 教学tips

フルタイムの職を辞して約ひと月ほど。またまた時間に拘束されない自由と収入が安定しない不安がごっちゃになったフリーランスの世界に戻ってきてしまいました。以前フリーランスだった時の反省点がいくつかあるので、その轍を踏まないように気をつけています。 

きそくただしく

自宅と仕事場が別の方はいいんですけど、私みたいな零細は自宅=仕事場です。というか、うちの場合はとにかく狭いので、リビング=ダイニング=仕事場。自宅で仕事をするときはほとんど一日中ひとつの部屋の中にいます。んなところで朝から晩まで翻訳などやっていると、しかもそれがタイトなスケジュールのものだったりすると、いきおい朝起きて、パジャマのまま仕事にかかり、仕事机で食事をし、そのまま深夜まで……というパターンになりかねません。

これはいけません。メリハリがないというか、サービス残業たっぷりの社畜と変わらないじゃないかというか、いや自分で自分を使ってるんだから自分畜というか、とにかく精神が淀んでくるような感じがするんです。だからホントは別に仕事場があって、それがたとえマンションの隣室であっても毎朝そこに「出勤」するのがいいんですけど、それはかなわないまでも、時間になったら着替えるなりシャワーをあびてひげを剃るなりして、ここからは仕事モード、と自分に言い聞かせる方がいいです。少なくとも私は根がだらしない人間なので、なおさら。

はやねはやおき

前の仕事は夜遅くなる日が定期的にあったのでかなわなかったのですが、今回の退職を機に念願の早寝早起きを始めました。夜は遅くとも十時過ぎには寝て、朝は四時に起きます。いまのところ快調です。早朝は静かでいろんなことに集中できるので、この時間にとかく後回しになりがちな語学学習(なまけものなので……)を集中させています。細君は「修行僧みたい」と言ってますが。

ただし朝の四時に時計のアラームを鳴らすと狭い家中がいっせいに起きちゃうので、振動式の目覚まし時計を買いました。

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目覚まし時計シェイク-n-ウェイク

Amazonではいくつか価格違いがありますが、全部同じ商品のようです。私は一番安いこの並行輸入品を買いましたが、取扱説明書が英語のみで、かつ分かりにくいです。まあ操作は簡単ですけど。

スマホの時計についている震動アラーム機能でもいいんですけど、着信なんかも入るし、あと枕元に置いておくと震動ってかなり伝わって、家族も起きちゃうんですよね。上記のチープな目覚まし時計は小さくて腕につけられるのでなかなかよいです。

じどうろくおん

語学の教材はその時に応じていろいろですけど、いくつかのラジオ講座を録音して利用しています。ラジオはネットの「らじるらじる」で、録音に使うのはこれ。

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ラジ録2(Windows版はこちら

一度限りでも定期的にでも番組がflv形式で録音できて、必要ならmp3に変換した上でiTunesへの登録も自動でやってくれます。ちょっとインターフェイスに難があって使いにくいし、ときどきエラーが出るなど、ダウンロード版でも2000円ほどする有料ソフトとしては今ひとつですけど、まあ便利です。

こころをつよく

フリーランスって心細いですよね。会社勤めの時のように福利厚生も退職金も帰属感からくる安心安定感もないし、いつまでも「駆けだし」だし。こないだこの道数十年の大先輩からハガキをいただいたんですけど、そこには「保証なし、定年なし、しがらみなし、『管理』なし、頼るは腕一本」と書かれていました。はあああ、心細い。

で、さいわい今、いくつかの仕事が同時進行しているんですけど、どれも何だか自分には荷が重すぎて、それに失敗したらどうしようなどと考え始めると、これまた心細い。

けどまあ、これはどんな仕事でも同じでしょうけど、私はまだまだ駆けだしだからとかもっと勉強してからでないとと言っているうちに人生終わっちゃうんですよね。もちろん現実的に実力の不足とか収入の確保とかシビアな要素は多々あるんですが、とにかくものおじせずに仕事を受けて行かないとね。

結局、駆けだしのフリーランスでいちばんクリティカルな課題は、いかにこの心細いけどとりあえず前に進んでいくという段階を、心折れずに続けていけるかということなのかもしれません。以前それでちょっと折れて宮仕えに戻っちゃったこともあったので、今回はもう少し心を強く、と思っています。

それにまあ、これも全職業共通でしょうけど、通訳や翻訳はふだん自堕落に過ごしてさえなければ(例えば下調べをとことんやるとかね)、本番でも何とかなるんです、というかも〜何があっても何とかするようになる。以前の経験からも、通訳スクールの生徒さんを見ていても、そう思います。

まあ実家の両親もかなり年齢を重ねていてそっちも心配だし、今後どうなるかはまったく分かりませんけどねえ。