インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

Macでの「テープ起こし」環境・その後

語学学習でも教材作りでも、日々一番利用する頻度の高いのは「テープ起こし」ソフトです。テープ起こしと言っても今は全部デジタルですからホントは「ディクテーションソフト」とでも言うべきですけどね。

 Windows環境なら、「Okoshiyasu2」という最強最良のフリーソフトがあって、キーボードから一切手を離さずに・ワードやエディタなどがアクティブでも裏で動作し・音声のスピードも自由自在というすばらしいディクテーション環境が簡単に作れます。

Mojoのホームページ Okoshiyasu2

 

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テープ起こしと言えば昔はフットスイッチつきのテープレコーダーがソニーから出ていて、スイッチを踏んでいる間は再生が進み、足を離すと希望の秒数だけ巻き戻してくれるというこの機械にずいぶんお世話になりました。それと全く同じ環境をこの「Okoshiyasu2」はデジタルで実現してくれます。

ところがこのソフト、残念なことにMac版はないんですよね。Macでも同じようなソフトはないのかしらとネットで探してみるに、同じようなことを考える方は大勢いらっしゃるようで、「Mac テープ起こし」あたりで検索してみるといろいろな方がいろいろな提案をされています。

中でも一番お世話になったのがこちらのエントリ。

binWord/blog Macでテープ起こし(文字起こし)

自作のAppleScriptを使って、QuickTimeを「Okoshiyasu2」のように扱う方法を紹介されています。実際の設定方法など、こちらのエントリも大変参考になります。

ふっとぼうず MacBook Pro MC374J/Aにおけるテープ起こし環境

binWord/BlogさんのAppleScriptでは「再生+一時停止」の他にも、「巻き戻し」や「早送り」、さらには再生速度を変える機能まで盛り込まれているんですが、いろいろ試した結果、私は「再生+一時停止」と「巻き戻し」だけをそれぞれ「command+1」と「command+2」に設定して使っています。というか、「再生+一時停止」を連打すればどんどん巻き戻っていきますから、このキーひとつだけでも快適にディクテーションできますね。開発者さんに心から感謝申し上げます。

 ところで、binWord/Blogさんの「再生+一時停止」用AppleScriptでは、一時停止して再び再生する際に5秒ほど巻き戻すように設定されていました。これだと音節が極端に短い中国語や英語の場合、かなり巻き戻ってしまいかえって不便なので、もう少し(1秒から2秒くらい)に短縮できないかなと思っていました。

要はAppleScriptを書き換えればいいのかなと思って、とりあえずスクリプトのフォルダに行きました。

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上から三つ目の「Play or Pause.scpt」をダブルクリックして、AppleScript Editorで開きます。

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む〜。何だかよく分からないけど、巻き戻しの数値らしきものが書かれているのは「step backward by 20」の部分ですね、たぶん。で、ここをもっと小さな数字に書き換えて、「コンパイル(Conpile)」を押し、保存(ただ書き換えるだけじゃなくて、コンパイルを押さなきゃいけません)。

果たして、これで巻き戻る時間が短くなりました。いろいろ試した結果、数字を5にすると1.5秒ほど戻ってくれてとても快適になりました。なるほど、20で5秒だから、5だと5/4秒なのかな?

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本当はきちんとAppleScriptを学んで、自分でプログラムを書けばいいんですけど。ひとさまの「作品」をこんなふうに勝手に書き換えてしまってすみません。