インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

春餅西紅柿炒鶏蛋炸醤麺之会

 社会人クラス今年最後の授業は、学校のキッチンを使ってクラス会を行いました。今学期はちょうど処置文(“把”構文)を学んだところだったので、ビールを飲みつつ料理を作りながら復習(テキトーですけど)。“把”構文は「何をどうする」という文なので、料理の手順を説明するときなんかに多用されるんですよね。
 春餅は荷葉餅とも言って、北京ダック食べるときに包むクレープみたいなのがありますよね、アレです。ホントは立春の頃に食べるのが「旬」なんですけど、今日はみんなで総菜を持ち寄って、春餅で巻いて食べるというラフなスタイルにしました。デパ地下の総菜なんかでいいですよと言ってあったんですけど、みなさんいろいろと作って来て下さいました。
 小麦粉料理と言えば定番のこの本、吳雯(ウー・ウェン)さんのレシピです。強力粉と薄力粉半分ずつで、粉100gあたり85ccの熱湯でこね、直径3cmほどの棒状にしてから3cmほどの長さに切り、丸くつぶして片面にサラダ油をつけ、もう一つの生地に重ねて一緒にのばし、ホットプレートで両面数十秒ずつ焼き、あら熱が取れたら二枚を引きはがします。粉とお湯だけなんですけど、なんでこんなに美味しいんですかね。

 西紅柿炒鶏蛋はトマトと卵の炒め物です。北京あたりではとてもポピュラーな料理で、ご飯のおかずとして、あと麺の上にかけたりするのも美味しいです。どちらかというと夏向きの料理ですが、ま、赤黄緑でクリスマスカラーだし。これは授業でこの料理を知ってからご自宅で何度も挑戦してみたという男性の生徒さんが腕を振るってくれました。

 炸醤麺は日本でも「ジャージャー麺」という名前でポピュラーですが、ハッキリ言って北京のそれとは全く違う食べ物です。挽肉を使わない*1し、片栗粉でとろみをつけないし、麺はむしろ日本のうどんとほとんど同じだし。というわけで今回はアメ横で仕入れた“帶皮五花肉”*2をさいの目に切って使い、枝豆……は季節的に苦しいので総菜のひたし豆を使い*3、“紅心蘿蔔(心裡美)”*4も手に入れて本場の味に近づけてみました。麺も極限まで水を減らしてコシを出した手打ちです。

 これを「これでもか」とかき混ぜて*5食べます。も……ね、おいしすぎて涙が出ましたよ。

*1:餃子でも包子でも、かたまり肉から叩いた方が美味しいです。あと、挽肉だと何が入ってるかわからんという怖さもあります。

*2:皮付き豚バラ肉のブロック。

*3:冷凍枝豆でもいいけど。

*4:外は白くて中がサシ入り状に赤い大根。

*5:かき混ぜやすいよう、麺を短めに打ちます。