読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

ストップ!!ひばりくん!コンプリート・エディション

ストップ!!ひばりくん! コンプリート・エディション1 ストップ!!ひばりくん!コンプリート・エディション 2 ストップ!!ひばりくん! コンプリート・エディション 3
  コンプリート・エディションということですけど、これまでに何度買ったんでしょう、このマンガ。『少年ジャンプ』連載当時にリアルタイムで単行本を買ってたはずですし、その後も文庫版や自選集みたいなのも買った覚えがあります。全部売ったか人にあげたかして、手元に残っていませんが。
  今回なぜ「コンプリート」かというと、未完のまま終わっていた最終話を五ページ書き足して、何とか終わりまで持って行ったから。「当時の絵のタッチとなるべく違和感の生じないよう、巧くなり過ぎないよう神経を使いました」ということですが、ううむ、どうかな。
  他にも第二巻に新作を一話挿入し、雑誌掲載時のカラーページをそのまま再現してあるなど、確かに「コンプリート」な編集。今度は長く手元に残しておくことになるでしょうか。いずれにしても、出版社の思惑にまんまとはまっていることだけは否めません。
  でも読み返してみると、今でもストーリーやギャグの細かい部分まで自分がよく覚えていることに驚きました。昔、よほど繰り返し読んだんでしょうねえ。すぐ心臓発作を起こしちゃう大空いばりとか、私生活まで宝塚ふうな鳳ジュンの母とそのハードゲイな三人の兄とか、今でも笑えます。
  それから、はしばしに織り込まれている、時代を感じさせるギャグ。片桐機長とか、車田正美とか、「うどんのよぉな女?」とか、薬師丸ひろ子の「カイカン」とか、『童夢』みたいに壁に身体がめり込んでいるところとか、江口寿史と担当ワッキーの『キックオフ』(ちば拓)ごっことか、鈴木銭馬(スズキジェンマ)、山羽佐利庵(ヤマハサリアン)、本多拓人(ホンダタクト)の若葉学園モテモテトリオとか、エンディ・ウォーホルの「アカ、アオ、ミドリ、グンジョウイロ、キデイ」とか、これは当時を知らないと何のことだか分からないでしょうねえ(^^)。

  カバー絵は書き下ろしだそうですが、特に第三巻のカバーは横長の額に入れて飾っておきたいほどカッコいいです。