インタプリタかなくぎ流

いつか役に立つことがあるかもしれません。

もはやこれまで

  数週間前、新しい住所に引っ越してきました。某私立大学にほど近い学生街で、古本屋がたくさんあるのがうれしいんですが、古本屋と同じくらいたくさんあるのがラーメン屋で。
  聞くところによると、このへんは百有余軒がひしめくラーメン激戦区であるよし。ラーメン好きとしては「これは片っ端から制覇して『ラーメンデータベース』に加えなきゃ」と胸をときめかせていたのですが……。
  う〜ん、学生街にあるからなのか、いずこのお店も味がしっかりしている、いや、しすぎているんですよねえ。濃くて、塩辛くて、脂っこい。若い人たちにはちょうどよいのでしょうけど、私のような中年には少々疲れる味つけです。
  というか、これまでこんな感想を持ったことはなかったんですよね。もう何の制限もつけずにラーメンをすすったり、ケーキにぱくついたり、お酒をあおったりはできない歳になったと。当たり前ですか。
  今日も所用で吉祥寺に行き、地元で評判というラーメンを食べましたが、「ベジポタ系」という優しげなキャッチフレーズに油断していたら、見事に胃にもたれました。もう「豚骨魚介系」とか「油そば系」とか、ましてや「背脂チャッチャ系」など食べられません(でも年に一度くらいならいいかな)。