インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

それをどう思うか

  担任の先生は教え方がとても丁寧でいいんですけど、生徒への「当て方」はかなりアバウトです。名簿に従ってまんべんに当てるでもなく、適当に、目についた生徒に当てて答えさせるのです。例えばタスクが五つあったら、五人の生徒に次々当てれば公平で、かつ緊張感も生まれるんじゃないかと思うんですけど、一人に延々答えさせたりして。
  先生はお気づきになっていないようですが、結構同じ人ばかり当たってるんですね。毎回“dictée(書き取り)”があって、当たった生徒は黒板に板書するんですけど、私など四回連続で当たってますもん(^^;)。顔の造作が派手だからかしらん。

時間(続き)

  Quelle heure est-il?
  ―― Il est une heure et quart.
  “quart”は「クォーター」、つまり15分です。“quinze”と言ってもいいけど、“quart”の方が普通だとか。同様に「1時半」は“une heure et demie (=trente)”、「1時45分」は「2時15分前」ということで“duex heures moins le quart (=quarante-cinq)”。“moins”は「マイナス」です。

綴り字記号

  セディーユ、アクサン・スィルコンフレックス、トレマの意味を教わりました。
  “cédille”は“c”の下について“ç”となり、本来 [k]と読むところを[s]と読ませるための記号です。例えば“francais”はこのままだと「フランケ」になってしまうので“français”にして「フランセ」と読ませます。
  “accent circonflexe”は母音字“aeiou”の上について“âêîôû”となりますが、発音とは無関係です。これは古い綴り字で母音の後に“s”があったことを示す名残りなんだそうで。例えば「病院」は“hôpital”ですが、もともとは“hospital”だったと。英語と同じになります。「島」は“île”ですが、もともとは“isle”。英語の“island”というヘンな綴りに近くなります。いずれもラテン語の綴りから派生してきたことを示しているんだと思います、たぶん。
  “tréma”は「隔音記号」です。フランス人は“oi”という綴りを見れば「ォワ」と読み、“ai”と言う綴りを見れば「エ」と読んでしまうので、例えば“égoiste”は「エゴワスト」になってしまいます。それを「エゴイスト」と読ませるために“égoïste”と書くのですね。つまり“tréma”の前で隔音することになります。日本人の「小岩井」さんは“Koiwai”だと「コヮウェ」などと読まれかねません。そこで“Koïwaï”と表記するんだそうです。

理由を述べる

  Vous aimez le golf?
  ―― Non, je déteste ça, je trouve ça ennuyeux.
  「ゴルフは大嫌いです」と述べたあと、「退屈だからです」とその理由を付け加えています。
  “trouver”は“觉得、认为(〜だと思う)”ですね。“ennuyeux”はあの(?)「アンニュイ」です。
  Tu aimes écouter de la musique?
  ―― Oui, j'adore ça, c'est reposant.
  “je trouve ça〜”を使わず、“c'est〜”だけでも言えます。
  「〜だと思わない」は“je ne trouve pas ça〜”、“ce n'est pas〜”です。また、“ennuyeux”や“reposant”といった形容詞の前には“非常”にあたる“très”を置くこともできます。“très très”と二度重ねることも可能。
  ソフトバンクの「フランス人と遭遇篇」で“Mademoiselle, très très sympa votre portable!”といっていたのはこれですね。“sympa(thique)”は「感じがいい、ステキ」で、物にも人にも使える便利な形容詞だそうです。

  いくつかの説明を重ねることも可能です。
  J'aime lire, c'est reposant et intéressant.「読書が好き。リラックスできるし面白いから」
  J'aime la marche, c'est bon pour la santé, mais fatigant.「ハイキングが好き。健康にいいから。でも疲れるけど」
  文脈によって“et (=and)”と“mais (=but)”を使い分ければいいわけです。

比較する

  Qu'est-ce que vous préférez, le tennis ou la marche?
  ―― Je préfère le marche parce que c'est moins fatigant.
  “parce que”は“因为(なぜなら)”。先生によると、フランス人は“pourquoi?(なぜ?)”と問うのが好きだそうで、上の文のように「テニスとハイキングでは、ハイキングの方が好き」と言ったら、かならず「それは〜だから」とその理由を付け加えるとか。“moins”は「マイナス」なので、“moins fatigant”で「〜より疲れない、あまり疲れない」という感じの意味になります。
  Qu'est-ce que tu préfères faire le week-end, sortir ou rester à la maison?
  ―― Le week-end, je préfère sortir, c'est plus amusant.
  “parce que”なしでいきなり“c'est(それは〜)”とも言えます。“plus”は「プラス」なので、“plus amusant”は「〜より楽しい、とても楽しい」となります。
  “plus”と“moins”は様々な形容詞につけることができますが、なぜか“bon(よい、おいしい)”の前に“plus”をつけることはできません(“moins bon”は可)。この場合、“* plus bon”のかわりに“meillur”が使われます。
  J'aime le riz, mais je préfère les frites. C'est mailleur.
  「両方好き(きらい)。両方とも〜だから」とも言えます。
  J'aime les deux. Parce que c'est aussi très joli.
  Je n'aime pas beaucoup les deux. Parce que c'est aussi horrible.
  人の好き嫌いは“Qui est-ce que 〜”を使います。
  Qui est-ce que vous préférez Takeshi Kitano ou Luc Besson?
  ―― Je préfère Luc Besson, parce qu'il est plus gentil.