インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

後海界隈

  午後から課外活動ということで、故宮見学と後海界隈の散策に出かけました。
  故宮はもう数え切れないほど来ているので特にそれほどの感慨はないのですが、最近おしゃれなスポットとして盛り上がっているという後海界隈は初めてなので期待が高まります。
  なるほど、湖畔古い建物を利用して飲食店街が連なっているのですね。夜遅くからにぎわうバーが中心ということで、確かに観光客、特に外国人観光客にうけそうなエリアになっています。
  早い時間に行ったのでバーはまだ営業前。店の前にどこまでもずらっとソファが並んでいます。胡同の風情を楽しみつつ、後海ではボートにも乗りました。足こぎのアヒルタイプは疲れるので、電動ボート。前進・後退のスイッチとハンドルだけで操作する簡便なものです。
  湖畔の柳に夕日が映えます。湖面を渡ってくる風も涼しくて、ゆったりくつろぐことができました。後海で泳いでいる人が何人もいたのにはびっくりしましたが。
  夕飯は「孔乙己酒店」で。魯迅の小説に名を借りたこのレストランは、魯迅の故郷である紹興(紹興酒の紹興ですね)や杭州の料理を出すお店です。中国の北方に属する北京の料理はどちらかというと油と塩が強くてあまり日本人向きではないのですが、南方に属するこのお店の料理はとてもあっさりしていて日本人の口にも合いやすいと思います。台湾料理もそうでしたが、どこかほっとする味付け。

  食後にふたたび後海の湖畔を散策しましたが、昼間とはうってかわった喧噪にびっくり。いや、喧噪というより雑音の大洪水です。湖畔にえんえんと居並ぶバーやレストランが、それぞれ大音量で音楽を流したり店内ライブをやったりしているのです。民謡ありロックありレゲエありテレサ・テンあり陶徐曹?り……で、街中がわんわんうなっている感じです。そこに道行く人たちの声高な話し声あり笑い声あり罵声あり客引きの呼び声あり……で、ものすごいことになっていました。中国だなあと思う瞬間です。