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インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

天津行

くらし

  天津ツアーに行ってきました。
  十年ほど前に留学していた懐かしい街ですが、巨大なビルが以前よりも格段に増えて、ずいぶん街のスカイラインが変わっていました。
  北京南駅から天津までは、新しい“和谐号城际快速列车”で。以前は一時間半ほどかかっていたと記憶していますが、今はたったの三十分です。むしろ人民大学から北京南駅へ移動するほうが余計に時間がかかるくらい。

  最高時速は330km/hくらいだったでしょうか。前方の電光掲示板に速度が出るのです。揺れもほとんどなく、非常に静かな車内でした。このスピードにいきおいナーバスになるのか、それとも乗っている客層の違いなのか、とにかく中国とは思えないほどの静けさでした。一番騒いでいたのは……お恥ずかしいことに、私たちでした。みなさんごめんなさい。
  天津では現地在住のid:moli-xiongさんがガイド役をつとめてくださいました。マイクロバスまで手配してくださって、感謝感謝です。お昼ご飯は、地元の人じゃないと絶対に知らないであろう、いや地元の人だって知ってるかどうかというレストランに連れて行ってもらいました。住宅街のど真ん中にある目立たない店ですが、知る人ぞ知る名店だそうです。
  ※追記:店名を書き忘れてました。「砂鍋李」です。

  “招牌菜(看板料理)”の“排骨(スペアリブ)”が絶品でした。こんなに柔らかくジューシーで風味豊かなスペアリブは食べたことがありません。ほかの料理も中国料理に一手間加えた野心的なものが多く、なかではエビをピリ辛系のソースで炒めたものと、キュウリのマスタードソースが特に美味しかったです。
  周恩来訒穎超記念館にも行きました。留学時に何度か行ったので私はもう周知の内容ですが、一応お勉強もということで。が、入場料無料のこの記念館、それだけ「見せてやる」的上から目線なのか、受付が「団体は予約しなければダメ」だの「有料展示を見なきゃダメ」だのと不可解な対応を繰り返します。いささかむっとして「日本からわざわざ中国の歴史を勉強しに来たのに。いいよ、もう帰る」と言ったら、しぶしぶ入場証を切ってくれました。有料展示チケットの販売ノルマでもあるのかもしれませんね。
  清代の街並みを再現した古文化街はリニューアルされて往事の趣にはやや欠けていましたが、骨董市場が以前よりも充実していて楽しかったです。私は月餅などのお菓子を作る時に使う木型を数点買い込みました。こういうカワイイのが大好きなんです。部屋の壁に飾るつもり。

  “信達雅”で知られる厳復さんの銅像があったので、記念撮影。

  今回は時間がなくて、天津名物にして十年前の私の主食だった“煎饼果子”を食べることはできませんでした。北京にもあるけど、緑豆の粉を使った天津のそれは唯一無二の味わいなんですよね。次の機会まで楽しみに取っておくことにします。
  moli-xiongさん、楽しいツアーをありがとうございました。