インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

アタリ

  先週、ひさかたぶりにジーンズのズボン*1を買いました。で、裾上げですが……
  「アタリを残しますか?」
  「は?」
  ジーンズの裾は、通常内側に一センチメートルほど折り返され、縫いつけられているわけですが、この部分に「/ / / / / /」という感じのダメージがほどよく入っていることがありますよね。これを切り落として新たに裾を作ると、何というんですか、ヴィンテージ感がなくなると。
  で、このほどよいダメージ部分を「アタリ」といい、この「アタリ」部分を詰めた裾に接いで*2活用しようということらしいです。
  へええ、いろんなこだわりテクニックがあるんですね。私は初めて知りました。「ヴィンテージ・リペア」などともいうそうです。
  出来上がってきたのを見ると、きちんと「アタリ」が残っています。裏返してみると、巧妙に裾と「アタリ」が接いでありました。表からはほとんど分かりません。
  それにしても、裾ってわずかにテーパーがかかってますよね。つまり裾に行くほど直径が太くなるか細くなるかしているわけですが、その直径差も補正してるんですよ。
  職人さんの技にちょっと感動しました。

*1:というか、今ふうに言えばデニムのパンツですか。

*2:二枚の布をつなげることを「接ぐ(はぐ)」といいますが、二枚を引きはがすことも「剥ぐ(はぐ)」です。全然違う動作なのに、面白いですね。