インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

シャトー・マルゴー

  友人宅で包子会が開かれ、私はまたまた「ニセ華人」となって包子を作りに行きました。
  ワイン持ち寄りのホームパーティで、私は試験に受かったら開けようと思っていた、生まれ年のシャトー・マルゴーを持っていきました。思い切りスノッブです。というか、いつまで試験にかこつけて飲んでるんだというハナシですが。
  こんな古いお酒を開けたのは初めての経験です。シャトー・マルゴーはもちろんボルドーでトップクラスのワイナリーですが、1960年代から70年代にかけては最も低迷していた時期で、ワインはかなりダメダメだったそうです。だからこそ私にも買えるお安い値段だったわけですが。
  というわけで期待半分、勢い余ってワインビネガーにでもなってたらどうしようという思い半分でしたが、ちゃんと飲めました。ただしコルクはワインオープナーのスクリューが効かないくらいボロボロになっていたので、瓶の中に落とし込んで茶こしでこす羽目になりました。
  ボルドーのワインは一般にタンニンが強いのですが、さすがに何十年もの歳月を経ると、熟成してほとんど渋みがなくなっています。お味は……まあご愛敬ですかね。おいしかったですけど、熟成のピークは越えたのか、枯れた感じの味わいでした。でも、数十年前に瓶詰めされたお酒を飲んでいるという気分だけで、十分に楽しめました。