インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

一目瞭然

  出勤途中、地下鉄大江戸線の新宿駅で電車を待っていると、見知らぬおじさんに英語で話しかけられました。
  「え〜、えくすきゅーずみ」
  「台湾の方ですか?」
  というわけで、このあとは北京語に。
  おじさんは桃園に住んでいる園芸家で、家族七人で観光ツアーに参加しているそうです。ツアー最終日の今日は自由行動なので、浅草に行こうと思ったものの、複雑な地下鉄の路線で迷ってしまったとのこと。ちょうど同じ方向へ行く電車に乗るところだったので、途中まで家族七人とご一緒しました。
  「なぜ台湾人だとわかりました?」
  「いや、まあ、なんとなく」
  え〜と、本当はおじさんの顔を見て分かったのです。頬にあるほくろから十センチくらいの毛が数本生えていたもので。
  縁起がいいんだったか験担ぎだったかは忘れましたが、台湾ではこうやってほくろから伸びた毛を大事に残している人によく出会いました。大陸にも同じような習慣はあったはずですが、これをやっている人は台湾のほうが断然多いような気がします。