インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

蒸留酒修行

  ある人に紹介されて、恵比寿のとあるバーに出かける。
  このバーのオーナーはコニャックやウイスキーなどの蒸留酒系にとことん傾倒していて、業界では有名な人なのだそうだ。私はこれまでコニャック(ブランデー)というものをほとんど飲んだことがなかったので、入門篇をとお願いしたら、次々にボトルが目の前に並ぶ*1。いや、あの、どれがどれだか分からないんですけど。
  紹介してくれた人の言葉を思い出した。
  「コニャックを勉強してみたいんですけど、と言えば、軽く一時間は語ってくれますよ」
  誇張でも何でもなく、オーナーは他のお客さんの対応もしながら、一時間以上熱く語ってくれた。この際だからアルマニャックやカルヴァドスも試してみたかったのだが、その旨告げると「だめだめ、まずはこれから」とコニャックしか飲ませてくれない。ひー。
  結局軽めのと重めの、そしてアルコール度数の高いのとコニャックばかり三種類飲み、終電で帰宅。
  何を飲んだか一応メモしておいたんだけど、そのメモ帳が見あたらない。どうやらバーに忘れてきたようで。もう一度「修行」に行かなきゃならないね。

*1:ブランデーというと、レミーマルタンやヘネシーなどの奇妙な形をしたボトルを思い浮かべるのだけれど、この店のはみんなシンプルな細長いボトルだ。オーナーに言わせると、あの奇抜なボトルは単なる成金趣味なんだそうで。実質的に味は同じなのに値段だけが数倍高いロゼ・シャンパーニュみたいなものか。