インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

包装紙と紐

  昨年の卒業生が菓子折を持って学校を訪ねてくれた。
  大学に進学した彼女は、「授業がとても楽しい」と言っていた。いやいや、なかなか。
  彼女が帰ったあとで、もらった菓子折の包装を解く。とめてあるテープを一つずつはがして、包装紙を開いて、中身を取り出したら包装紙を折りたたんで……捨てる。
  最後にゃ捨てるんだからビリッと破ってしまえばいいのだけれど、どうしてもそれができない。たぶん母親の影響だろう。母親は頂き物の包装紙や紐などをみんなとっておく人だった。というか、あの世代の人はみんなそうだったんじゃないかと思う。包装紙は折りたたんで食器棚の引き出しに入れ、紐は箪笥の上に置いてあるバースデーケーキかなんかの空き箱に放りこんでおく。「何かの時」のために*1
  いや、単に思い出しただけ。

*1:「何かの時」はめったに来なかったりするのだが。