インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

通訳スクール

  新年第一回。前回訓練した内容を、ヘッドセットをつけて一斉に逐次通訳。こちらは一人一人モニターして評価を書く。すでに一度訓練した内容で、音声も渡してあるのだけれど、テクニカルタームがスムーズに出ない人が何人かいる。反対にほとんどそのまま現場に出しても大丈夫そうな人も何人か。
  全て終わったあとで、一人一人にコメントして、次に新しい課題。
  香港でニュースブログを主催している中国人へのインタビュー。最初にどんな準備をしてきたかをたずねると、実際のインタビューにかなり肉薄した内容を調査してきた人がいる一方で、かなり見当外れ名方向に力を注いでしまった人もいる。できるだけ効率的に準備をするために、講師をエージェントに見立ててさまざまな「さぐり」を入れることを奨励しているのだが、今回は一人しか聞いてこなかった。
  訓練では、一人を指名して訳してもらったあと、もう一人を指名して、「今の訳出について、よかった点、悪かった点、気になった点、何でもいいですからコメントしてください。それからもし自分がクライアントだったら、今の訳出にお金を払うかどうかも聞かせてください」と要求を出してみた。
  「自分のことは棚上げ」でコメントを求めたら、結構辛辣な意見も出ておもしろかった。この方法は翻訳者の柴田元幸氏が『翻訳教室』でやってらっしゃることを真似てみたのだが、クラスに活気が出るようでなかなかよい。いや、講師がコメントする手間を省いているというわけじゃありませんよ。