インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

無理な注文

  所用で銀座と渋谷を回ったので、ついでにアップルストアに立ち寄る。ノートブックを買い足そうと思っていて、どうせならMacにしようと思ったのだ。このノートブックはプレゼン用だから特にMac上でWindowsを走らせなくてもよいのだけれど、試みに字幕制作ソフトのSST G1が載るかどうか、相談してみた。ちなみにSST G1は「未来永劫金輪際Mac版は出しません」と豪語している高飛車なソフトだ。
  銀座のアップルストアは「けんもほろろ」だった。
  「分かりません」
  「試しにインストールして確かめるなどということは……」
  「できません」
  アップルストアにおいてある全てのパソコンは、新規インストールができないようになっているのだそうだ。
  渋谷のアップルストアでは、ジーニアスバーのスタッフが親切に対応してくれた。
  「基本的にはWindowsで使えるソフトは全て使えるんですが」
  「映像の上に文字を載せるんです。ドングルを刺して使います」
  「それは微妙ですね。詳しい者に確認します」
  待つこと五分。
  「やはり何とも言えません。ドングルを刺すタイプのソフトは時々不具合が報告されているそうです」
  「試しにインストールして確かめる……もちろんお金は払います」
  「う〜ん、できません」
  「買って確かめるしかない?」
  「そうですね」
  Windowsからの乗り換えキャンペーン中にしてはつれないなあと思ったけれど、こんな特殊なソフトをわざわざMacで使おうなどという変なユーザーなどいないのだろう。年末のこのくそ忙しい時に、んな七面倒くさい相談持ち込むなよと思っただろうな。