インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

絵心

  文化祭が近づいて、学校の一階ロビーにはポスターがたくさん貼られている。クラスごとに異なるポスターを作るのでなかなかにぎやかだ。それをながめて、中国人の先生がこんなことを言う。
  「みんな本当に絵がうまいね」
  確かに、こういうポスターだとか、短期留学の感想文集だとか、合宿のしおりだとかで、表紙やカットをちゃちゃっと描いてくれる学生は多い。
  「日本人学生はたいがい絵がうまいね」
  「そうですか? 中国人学生にだってうまい人はいるでしょ」
  「いや、日本人よりは圧倒的に少ないと思うね」
  「なぜ?」
  「よく分からないけど、たぶん日本人は小さい頃からマンガに親しんでるからじゃない?」
  う〜ん、どうだろう。マンガやアニメに触れる量が多いと、絵心の涵養につながるなんてことがあるのかな。