友人の結婚披露宴に出席してきた。中国語学校の同級生だ。場所は目黒雅叙園。初めて行ったが、内部はまるで『千と千尋の神隠し』に出てきた「油屋」のようだ。靴を脱いで上がりテーブルに座る和洋折衷の宴会場。新郎はコーラス、新婦はファゴットの演奏をそれぞれ友人と披露し、なんともまあ趣味のよい二人。こぢんまりとして、心のこもったいい披露宴だった。
新婦のお父上が祝いの詩吟を披露されていて、そのあとお話ししたら中国語も学ばれたことがあるという。いただいた詩吟(漢文読み下し)のカードには漢文も添えられていたので、そのあとのテーブルインタビューのときに私も中国語で朗読してさしあげた。
壽海波平紅旭鮮
遙看寶字錦帆懸
同乘七福皆含笑
知是金銀珠玉船
私は初めて知ったけど、詩吟の世界では有名な作品なんだそうだ。めでたい。