ナンバーポータビリティを利用して、DoCoMoからSoftBankへ乗り換え。機種はキャメロンディアスがCMで使っていた、パントーンが色を監修したという二十色もあるシリーズ。とはいえ私は黒を買ったから全然商品の特徴を活かしていないんだけれど。
まずDoCoMoショップでナンバーポータビリティのための予約番号をもらったのだが、これがえらく待たされる。番号札を取って待つも、延々呼ばれない。そりゃそうだわなあ、解約しようとする客に、んな便宜をはかってなんかやるもんですかと。
次にSoftBankで機種を指定し、申し込み。窓口では非常にわかりにくい料金体系の説明を受けたうえ、最後は犬のポスターにひかれて「ホワイトプラン」を選択。その上で係員は携帯電話に増設するメモリを買えと言う。
「みなさん通常は増設されます。本体と一緒に買うと割引になるのでお得です」
「いくらですか」
いそいそと自分の手帳に貼り付けた料金表を提示する係員のにいちゃん。けっこう高い。
「メモリを増やさないと使えないんですか」
「みなさん通常は増設されます」
「本体にはもともとどれくらいメモリ容量があるんですか」
「まあまあありますけど」
「何メガですか」
「みなさん通常は……」
「何メガですかっ」
「32メガです」
「じゃあ増設しなくていいです」
係員は、かなり「ぶ〜っ」とした表情をしていた。
結果、電話料金や電話本体の代金はのちのち請求なので、今日のところは支払いゼロ。ごめんね、にいちゃん個人の売り上げ成績に貢献できなくて。でも写真も着メロもほとんど使わないから、そんなに大きなメモリ容量はいらんのよ。