インタプリタかなくぎ流

いつか役に立つことがあるかもしれません。

パスポート切れてた

  正月からこのかた、こまねずみのように働いていていたら、パスポートの有効期限が二月中旬までだったのをうっかり忘れてた。曲がりなりにも通訳・翻訳を生業にしているというのに、なんたる体たらく。
  失効した場合は再度新規申請になるとかで、必要な書類を調べるに、なんと戸籍抄本まで必要だ。私は本籍が遠く離れた場所にあるので困ったなと思っていたら、郵便で申請できるという。戸籍郵送請求書(書式は自由)を書いて、八十円切手を貼った返信用封筒を入れて、手数料四百五十円を定額小為替で……って、ていがくこがわせ? 小学生の時に通信販売でおもちゃのカメラを通販で買った時以来だ。
  ここまでインターネットをはじめとする通信が発達した時代に、えらくまた大時代な手続きが必要なんだなあ。一時世間を騒がせた「住基ネット」は? 住民票だけ? なんだそりゃ。
  でもって、ようやく戸籍抄本が届いて、東京都庁の旅券課へ。春先の旅行シーズンが迫っているからか、申請者でごった返すロビーに受け付け係官がちらほら。書類のチェックで長蛇の列に並び、書類の受付でさらに一時間も待つ羽目に。受付自体は三十秒で終了。一週間後には受け取れるそうだ。
  待っている間に少々観察していたのだけれど、書類チェックのカウンターでも、書類受付のカウンターでも、申請書の書き方が違うとか、必要事項が書いてないとか、書類の不備とか、とにかく「あわわわ〜」と慌てふためいている人が多すぎる。みなさん、もう少し事前に調べてきて、お互い混雑解消に貢献しましょうよと思ったのだけれど、有効期限が切れてたのにも気づかなかったような輩に言われたくないですか、そうですね。