インタプリタかなくぎ流

いつか役に立つことがあるかもしれません。

隠れ家的居酒屋

  前の職場の同僚(女性二人)と、神楽坂の目立たない場所にある洋風鉄板焼き居酒屋へ行く。字幕翻訳と添削仕事が二本あって、明日の午後にはまた出張に出なきゃならない。というわけで、飲みに行く時間を確保するため、朝早く起きて怒濤の勢いで翻訳をすすめる。
  日もとっぷり暮れた頃、神楽坂へ。神楽坂の奥の方ってあまり行ったことがなかったのだが、色んなお店が隠れているんだなあ。
  例によって、気心の知れた女性たちと飲むのは本当に気楽なので、こっちも怒濤の勢いでワインを三本も開ける。えらい散財だが、出張中は質素な食事だったからその反動ってことで正当化。
  だが、考えてみたら出張中も何度か散財していたのだった。
  先週末は日本一儲けている自動車会社のお膝元にいたのだが、この会社が空前の活況を呈しているせいか、街にも活気があった。最近上にどでかいタワービルが二本建った某駅など(って、ここまで秘すことはないんだけど)、クリスマスのイルミネーションがまばゆいばかりに輝いていて、みんな携帯で記念撮影してる。そのタワーのてっぺんにあるワインバーに行ったのだ。
  ここは結構高飛車なお値段なのに若い人であふれてて、十五分ほど待たされる盛況ぶり。私は「おひとりさま」だからカウンターでグラスワインだけど、まわりの夜景を望むボックス席じゃ、かなりお高そうなボトルのコルクが次々に抜かれていた。