インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

超特急翻訳

  友人に頼まれたパワーポイントの翻訳(日→中)。今日ファイルを受け取って、できれば今日中に納品という「無理難題」だ。しかもこういう時に限って風邪気味。葛根湯を飲みながら、もうとにかく文章が中国語の漢字ばかりになればいいという感じで訳し飛ばす。んもー、どうしてこんなギリギリになるまで手を打たなかったのよ、と友人にお説教してみるが、彼女も忙しい人だからなあ。

  もともと翻訳を外注する予定ではなかったらしく、「実は予算はないの」などとのたまうから、私もちょっと声を荒げる。駆け出しとはいえ私も一応翻訳者のはしくれだし、超特急仕上げでもあることだし、友人だからといって格安では受けない、ましてやボランティアなどまっぴらごめん、きちんと請求書送るからねと告げる。
  これとは別に、先日は、これも古い友人から通訳の仕事をしてくれないかと電話が入る。一年以上も先の案件らしいのだが、アジア各国からゲストを招いて大規模なシンポジウムを開くらしい。話を詳しく聞いてみると、リレーを含む同時通訳。「それはきちんと会議通訳専門の会社にコーディネートしてもらった方がいいですよ」と、いくつか会社を紹介する。
  彼女も、「ねえねえ、あまり予算がないんだけれど、もしあんたに頼んだら『お友達料金』で通訳してくれる?」などと言う。むむむむ……やだ。