インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

クライマーズ・ハイ

クライマーズ・ハイ
  台湾へ向かう飛行機の中で一気に読んだ。どっしりした構成でぐいぐい読ませる。ただ個人的にはあんまり好きな文体ではなかったので、いまひとつ物語に入り込めなかった。これは著者の力量とは関係なく、単に嗜好の問題。
  読了間近、かの航空機墜落事故に翻弄される主人公は自分とほぼ同い年じゃないかと気づいて軽いショックを受ける。そうか、私のような年代の人間は、社会の中ですでにこれほどの責任ある立場についていてしかるべきなのだな。詮無いこととは知りつつも、やはりおのれをかえりみて「はああ」とため息をつかざるを得ない。ま、比べてどうなるものではないやね。