インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

祝賀会

  以前通訳者として行っていた台湾のプロジェクト、工事後に行われていた試験がようやく終了して当局の検査に合格したそうで、その祝賀会に参加してきた。私は派遣社員だから部外者なのだが、クライアントさんが特別に呼んで下さったのだ。ありがたいことだ。約一年半ぶりで懐かしい方々にお会いして、いろんな思い出話をした。いやあ、楽しかった。

  中島みゆきが歌う『地上の星』(『プロジェクトX』の主題歌)をバックに、当時を振り返るスライド上映もあったりして、会場が大いに盛り上がる。エンジニアさんたちは、みなさんあの番組の大ファンだしねえ。詳しくは明かせないのだが、実際あのプロジェクトはかなりの危険を伴う難工事で、まさに「プロジェクトXモノ」だった。
  ああやって長い年月をかけて、何百という人が関わる巨大な仕事を進めて、それが完成する喜びはとても大きなものがあるのだろうなあ。私もそのほんの一部だけれども関わることができたのは本当に貴重な体験だった。私は普段、ほとんど一人ないしは数名で働いているし、しかもだいたいは身の丈サイズの仕事だから。あのお仕事に派遣してくれたエージェントさんと、そのエージェントに私を推薦してくださった通訳スクールの恩師に改めて感謝。
  祝賀会のあと、終電ギリギリまで二次会にも参加してきた。日本でクラブ(高低低)に行ったのは、編集者をしていた十数年前に接待で行って以来だと思う。“小姐”は大陸のお姉さんばかり。福建省の福州出身だと言っていた。でも日本語はほとんど話せないようで、う〜ん。全員日本のゆかたを着ているのだけれど、明らかに苦しそう。私が小声で「“旗袍”のほうがいいのにね」と言ったら、「そうそう、そうなの! でも店長(中国人)が着ろって」。この季節、日本人客が喜ぶんだそうだ。