インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

玲玲の電影日記

  チラシに「中国版ニュー・シネマ・パラダイス」とある通り、大陸の古い映画が随所に挿入されながら、とある家族の物語が展開する。
http://www.rinrin-movie.com/
【ネタバレがあります】

  お伽噺的といってもいいストーリーは少々出来すぎ・作りすぎのような気もするけれど、ほんわか心温まる部分や謎解きっぽい部分もあって、けっこう楽しめた。荒涼とした田舎の風景、その「リアルな埃っぽさ」はさすが中国映画。
  レトロな映画へのオマージュに満ちたこの映画、俳優の演技までわざとレトロにしたのだろうか、ナレーター的役割をつとめている夏雨(シア・ユイ)から子役にいたるまですっごくベタなセリフ回し。今時ちょっと珍しいくらいクラシカルで、ある意味正統的な中国映画だ。監督が狙ってのテイストなのか、大まじめなのかはにわかに判断できないが……。
  ちなみに夏雨の少年時代を演じている子供が、夏雨そっくり。かつて姜文(チァン・ウェン)の少年時代を演じた際、その「そっくり度」で話題になった夏雨だが、先輩の姜文に倣って同じ趣向で攻めてくるとは、やるな〜(^^)。★★★☆☆。