インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

歴史の嘘を見破る―日中近現代史の争点35

  雑誌『諸君!』の特集を新書に再編集したもの。三十名あまりの執筆者が「もし中国に〜〜と言われたら」という「お題」でそれぞれのテーマ(靖国参拝とか歴史教科書とか)を論じている。
  私はもとより政治的なことに関わりたくないし、関わってちゃこの業界で食べていけないので、こういう本は距離を置きつつ読む。それでも、読んでいると得体の知れない興奮というか、高揚感のようなものが沸き上がってくる自分に戸惑ったりして(笑)。
  昨今の“反日情緒”を満洲事変前夜の排日運動に重ねてみせながら、それに対応する外交の不手際を論じた巻末の「特別講義」は読みごたえがあった。