インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

グーグル

  検索だけでなく「ニュース」や「マップ」や「デスクトップ」などなど、仕事やプライベートでグーグルを使わない日はない。そんなグーグルがこれまで何を変えてきたのか、現在どんな力を持ち、これからどんな世界を作り出そうとしているのかを解説した本。私のような門外漢でも理解できるように分かりやすく書かれている。

  グーグルをはじめとするいくつかの企業の作り出した技術が、売り手と買い手の関係をどれだけドラスティックに変えてしまったか、実例を紹介しながら解説する部分がすごくおもしろい。またアメリカ政府や中国政府の圧力に屈して抱えてしまったダブルスタンダードや、超管理社会の巨大な権力者になる危険性など、グーグルが持つ極めて政治的な側面を指摘した部分なども必見。
  先日、老舗の中国語学校で入門者の数が減っているという話を聞いた。北京五輪を控えて普通は入門者が増える時期なのにおかしい、昨年の「反日騒動」が効いているのかな……などと思っていたけれど、もしかしたら全くの見当違いかもしれない。老舗では減っているかもしれないが、グーグルで「中国語 教室」「中国語 学校」などと検索したとき一番上に「スポンサー」として出てくる学校には生徒があふれているのかも……読みながらそんなことを考えた。