インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

フライトプラン

  二階建ての大型ジェット機から子供が消えてしまう、というミステリー。
【ネタバレがあります】

  個人的に、いまだにその結末がよく理解できていない『フォーガットン』を彷彿とさせるストーリーだが(あれも飛行機会社がからんでいたし)、こちらは超常現象でも精神疾患でも時空を越えてでもなく、きちんと今現在の現実的な枠組みの中で進行するお話。ただそれだけにハラハラドキドキ感とか、謎が解けたときの驚きとか、そういうものはやや薄かったような気がする。
  主人公が大型ジェット機の開発をしていたエンジニアということもあって、客室と貨物室をつなぐ通路とか、乗務員の仮眠スペースとか、業務用エレベータとか、機内のいろいろな構造を熟知しているのがおもしろい。これが物語の重要な味付けになっている。私、けっこう飛行機マニアなので、こういうのは好き。
  でも、あとから思い返してみると、結構「ありえなーい」だったり、腑に落ちない設定も多いので、★★☆☆☆。