インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

ぬのやたへえ

  JR新宿駅西口の改札を出て地下鉄丸ノ内線や大江戸線の駅に向かう途中、小田急百貨店の半地下(?)になったような部分に「メトロ食堂街」という飲食店街がある。サラリーマンや買い物客向けの、わりあい安価で客の回転がはやそうなお店ばかりが集まっている中に、「永坂更科布屋多兵衛」という長い名前の蕎麦屋さんが入っている。
  この蕎麦屋、店内で座って食べることもできるのだが、これとは別に立食コーナーがある。ここの「肉天そば」が好きで学生時代からたまに立ち寄っていた。私が大学生の時は確か一杯350円か400円くらいじゃなかったか。駅の立ち食いそばとはいえ、老舗の蕎麦屋だから少々お高めなのだ。そのかわりそばは店内で出されるものと同じだし、肉天も大きな豚肉がごろごろ入っていて「食べで」がある。
  こないだ久しぶりに行ってみたら、これがなんと650円になっていた。立ち食いそばで650円はかなり強気な料金設定だと思うが、あいかわらず繁盛しているみたい。
  「当時の価格」としてよく「かけそば一杯」が比較に使われるが、「布屋多兵衛の肉天そばが350円? いったいいつの時代ですか?」などと私も言われてしまうのだろうか。