その国の小説が堪能できるほどの語学力こそ通訳能力の必須条件。逆に通訳出来るほどの語学力がなくては小説の理解はおぼつかない。もちろん、まず何よりも母語の日本語で。
「母語の日本語で」というところもうなってしまうが、ううむ、こう言われると私などまだまだまだ語学力が足りない、プロの通訳者とは言えないと思う。なにせ中文を前にいつだってどこかに霧がかかったような感じで、すっきりくっきりはっきり読めないんだから。堪能しているなどとはとても言えない。呻吟してる(笑)。
*1:米原氏はこの言葉を宇多文雄氏の受け売りだと言っているが。