インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

雙白金

  “唱片(音楽CD)”の売り上げ枚数だ。アメリカでは五十万枚に達すると「ゴールド・ディスク」、百万枚に達すると「プラチナ・ディスク」というそうで、それに倣った言い方。
  たぶん大雑把な人口比で考えているんだろうけれど、台湾では五万枚がゴールドで“金唱片”、十万枚がプラチナで“白金唱片”という。ちなみに香港では二万五千枚で“金”、五万枚で“白金”らしい*1
  “雙白金”は「プラチナ×2」だから、台湾では二十万枚を売り上げた大ヒットということになる。けれど、今翻訳しているビデオに出てくる“雙白金”は、前後のつながりからどう考えても十万枚のはず……で、しばし考える。
  華人は“雙(ペア)”が大好きだから、単なる“白金”より“雙白金”のほうがめでたさ倍増。ということで、この際香港の基準に合わせて「お手盛り」しちゃえと、最近では十万枚を“雙白金”と呼ぶようにシフトしてきているのかも知れない。消費者が二十万枚と誤解すれば「おお、大ヒットだな」というイメージができるし、万一誇大表現だとクレームがついたら「いや、香港流で言ってみただけです」と言い逃れできるし。

*1:香港人アーティストの場合。外国人アーティストになるとさらに下がって、一万枚で“金”なんだとか。