インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

アテンドの続き

  まだ釧路。きのうきょうと試合があっていずれも負けてしまったが、きょうの試合はきのうより出来がよかった。やはりきのうは長旅の疲れが残っていたのだろうな。
  アウェーの試合とはいえ、この競技はまだまだ日本と大陸との差が大きい。実力の差もさることながら、お金のかかる用具などの装備もずいぶん見劣りがするが、まあこれは致し方ないだろう。それでもみんな試合に全力で挑んで、きょうは遂に日本の地元チームから一点をもぎ取った。私も一応大陸側の応援をする立場として、とてもうれしい。
  この大陸チーム、ヘッドコーチはくだんのスウェーデン人なのだが、当然北京語は話せず、大陸から連れてきた英語←→北京語の通訳者を通して練習や試合中の指示を出す。しかし端から見ているとこのヘッドコーチと大陸の選手との間になかなかうまくコミュニケーションが成立していないようだ。通訳者が一生懸命訳しても、みんなあまり真剣に聞いていないようであり、ヘッドコーチも「どうせこいつら聞いてないんだろ」的なあきらめムードがあるようでもあり。
  相互理解が不足していることもさることながら、私と一緒にこのチームにアテンドしている旅行社のツアコン(大陸出身のネイティブ・女性)は、通訳者の「声の質」が問題だと私にこっそり耳打ち。いわく「あんな“女里女気(nü3 li nü3 qi4)”な声じゃ、誰も聞きゃしないわよ」。ううむ。
  確かにこの若い通訳者くん、男性にしてはかなりかん高い声で迫力には欠けるが……それにしても“女里女気*1”なんて、私にはなかなか使えないボキャブラリーだ。

*1:日本語にすると、そうだなあ、「女々しい」といったかなり差別的なニュアンスになるかなあ。“〜里〜気”は“傻里傻氣(間が抜けている)”とか“土里土氣(野暮ったい)”のように否定的イメージを表現するときによく使われる語形。