インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

杉本博司・時間の終わり

  映画の合間に、森美術館で開催されている杉本博司の写真展に行ってきた。
  空と海が画面のちょうど中央で二分された、つまりただひたすら水平線を撮ったシリーズ。映画館で上映時間中シャッターを開放して、結果真っ白いスクリーンだけが暗闇に浮かび上がり劇場内の細かい装飾が見てとれるシリーズ。静謐感漂うこれら二つのシリーズしか知らなかったのだが、それ以外にもいろいろなシリーズがあって見ごたえじゅうぶんだった。アメリカの自然史博物館によくあるジオラマ形式の展示にヒントを得たという、どこか絵空事で不気味な雰囲気をたたえたシリーズがおもしろかった。