インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

通訳の技術

通訳の技術

通訳の技術


  英語の会議通訳者として有名な小松達也氏の新著。通訳の訓練法や心構えを書いた、どちらかというと地味な体裁だが、私のような英語以外の言語の通訳者にとっても非常に有用な本。先日日本通訳学会で聞いた小松氏の基調講演にも沿った内容で、その延長としても興味深く読んだ。
  通訳者になるためには、通訳者の仕事をとにかく続けていかなければならないのだなあ、も〜石にかじりついても。これがこの本を読んだ感想。なんだかマヌケな感想だが、訓練へのモチベーションをどう保つかという側面からも、経済的な困難とどう折り合いをつけるかという側面からも、通訳技術は何より現場で磨かれるという側面からも、駆け出し通訳者の私にとってはここに一番実感がわく。