インタプリタかなくぎ流

いつか役に立つことがあるかもしれません。

懺悔。


  一番痛い思い出のひとつ(まだ他にもある)。日本側は「台湾には日本語がそのまま使われている単語が多いから『隅肉』もそのたぐいだと思った」、台湾側は「よくわかんなかったけど、パワーポイントの図があったから“填角焊”のことだとわかった」……って。ごめんなさい、もうしません。
  隅肉溶接は直角に付き合わせた鉄板の「隅(角)」に「肉(溶接の溶金)」を盛るようにして行う溶接方法。その業界のかたには聞き慣れた単語でも、部外者である通訳者には必殺の一撃に。それにしてもビヨンドルフ・スミニクさんって、スウェーデンあたりに本当にいそうじゃありません?(いいわけ)