インタプリタかなくぎ流

いつか役に立つことがあるかもしれません。

波士頓行(2)

エッグ・ベネディクトダイナー街なかばかりじゃおもしろくないかなと思って、朝一番で地下鉄に乗り、郊外まで出かける。駅を出ると、おお、映画で見るような典型的なアメリカのフツーの街並みだ。しばらく歩いていると、これまた典型的なデザインのダイナーがあったので、朝食を取りに入る。
むかしむかし、キューピーマヨネーズの広告で、ダイナーをモチーフにしたシリーズがあって、アメリカの文化にとても憧れた。そのころからいっぺんこういうところで朝食を食べてみたいと思っていたのだ。朝食セットの一番上に載っていたエッグ・ベネディクトを注文する。イングリッシュマフィンのうえにハムとポーチドエッグを乗せ、酸味のあるマヨネーズ系のソース(オランデーズ・ソースというらしい)がかかったもの。大量のフライドポテト(フレンチフライじゃなくて、ダイス状のパプリカ風味)が添えてある。初めて食べた。全体的には大味だけど、なかなかおいしいと思った。こういうのがアメリカ定番の朝ご飯、日本のご飯とみそ汁という感じなのかな。
街に戻ると、若い人が大挙して繰り出して、あちこちで奇声を、もとい気勢をあげている。警官やテレビ局のクルーなども出ていて、何かあるのかなと思っていたら、昨日NFLスーパーボウルでボストンのPatriotsが勝利し、その祝賀パレードとのこと。私はあまり興味がないので(というよりアメフト自体をよく知らない)、今日のお目当てであるイザベラ・ガードナー美術館へ向かう。