インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

カワイイ発音。

今日フィクサー氏との会見に同行した台湾側の代表は、実務能力はゼロ(失礼)だが仕事以外の気配りだけは細かいおじさん。この方は数値などを説明する際、“%”を北京語の“百分之……”とは言わず、英語で“percent”と言う。それが「ぱぁしぇ〜んと」という発音をされるので、何ともカワイイというかおじさんの風体に似合わないというか、いつも吹き出しそうになってしまう。母語である台湾語や“國語”の発音が干渉しているのかなとも思ったが、ほかの台湾人はこんなにカワイイ発音をしないから、おじさん固有の癖かもしれない。
発音の癖で思い出したが、大陸に留学していたとき同室の韓国人留学生・イくんに指摘されたのが“e”の発音。いわく、「日本人は例えば“我很高興(うれしいなあ)。”と言うとき、“很”を必ず“へん(hen3)”と発音する。正しくは“heng3”に近い音だ」。
北京語を学んだ方ならわかると思うが、もともと“很”は息が鼻にほとんど抜けない“hen”と綴り、鼻にかかったような発音の“heng”ではない。だがネイティブの発音をよく聞くと、母音の発音は“-en”よりむしろ“-eng”に近い感じだ。韓国人のイくんは日本人がみな教科書通りに“-en”と発音しているのに気づいて、「北京語らしくない。ジャパニーズ・チャイニーズだ」と指摘してくれたわけだ。
ま、んなこと言ってる韓国人だって“他現在不在(彼はいません)。”と言うとき、“在(zai4)”を「じゃい」ってカワゆく発音するじゃんよ。「たーしぇんじゃいぶじゃい」って。これはきっと母語の発音が干渉しているのだと思う。