インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

MTV形象廣告

この二本のCFはMTV Chineseの“形象廣告(イメージ広告)”。もうずいぶん前からオンエアされているのだが、とてもユーモアにあふれた作品。“小孩篇”と“口吃*1篇”の二種類がある。
http://www.mtvchinese.com/Stuff/Multimedia/Special/Index.html
“小孩篇”には、とにかくどこでも駄々をこねてこねてこねまくる、きかん気の子供が登場。両親もほとほと困り果て、さじを投げてしまうのだが、ある日この子供が偶然MTVを観るのだ。と、そこにはブレイクダンスの映像が。画面に引き込まれる子供。将来ブレイクダンスで名を馳せるアーティスト誕生の瞬間であった……というもの。
子供が駄々をこねて地面に座り込んでばたばたする姿と、ブレイクダンスのバックスピンやウインドミルなどが妙に一致して笑える。
もう一方の“口吃篇”は、ひどい吃音に悩む青年が主人公。話そうとするたびに緊張して吃音がひどく、就職の面接も、店でほしいDVDの題名を言うときも*2、デリバリーやピザ屋のアルバイトでも、彼女をホテルに誘うときも、とにかくどもって失敗してしまう。
そんなこんなで失意に打ちひしがれている青年が、ある日偶然MTVを観ると、そこにはラップを口にする歌手が。画面に引き込まれる青年。将来気鋭のラップミュージシャンとしてアルバム“Check it out”*3をリリースするアーティスト誕生の瞬間であった……というもの。
どちらも基本的にジョークなのだけれど、なんだか前向きな希望と可能性に満ちていて、いいなあ。イヤなことをからりと忘れて元気になれるようなCFになっている。
いや、べつに今私が落ちこんでいるというわけじゃないんだけれど。ま、私のくだくだしい説明は脇に置いて、ぜひごらんいただきたい。

*1:吃音のこと。

*2:“A、A、A、A……”とどもって、店員から“A片呢(アダルトビデオか)?”と聞かれてしまうが、実は“A計畫(ジャッキー・チェンの『プロジェクトA』)”と言いたかったのだ。

*3:「(ホテルに)行こう」と言いたくて“去…去去去……”とどもってしまうのだが、これが“Che che che che che ちぇげらう!”につながっていて、笑える。