インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

靈異拼圖

予告編がとてもよくできていて、前から観たかった映画。原題は“The Forgotten”といって、アメリカではなかなかの興行成績を収めているそうだ。
最愛の息子を飛行機事故で亡くして一年あまり、いまだに悲しみから立ち直れない母親・テリーの周囲で奇妙なできごとが起こり始める。親子三人で撮った写真から息子の姿が消え、アルバムからは写真がすべてなくなっており、息子を写したビデオからも映像が消えている。最初は夫の仕業かと思ったテリーだが、夫も精神科の主治医もテリーにはもともと子供などいないと言う。
自分は本当に精神を病んでしまったのか、と不安になるテリーだが、息子との日々が実感として自分の中に残っている。どうしても妄想だとは思えない。同じ飛行機事故で娘を亡くしたはずのアッシュを訪ねても、最初は自分に娘などいないと突き放されるのだが……。
最初はサスペンスタッチだったのが、このあとどんどんSFスリラーの様相を呈してくる。これ、どういうまとめ方に持っていくんだろう、とワクワクしながら観ていた。途中、かなり意外なシーンがあって客席がざわつく。エイリアンや国家機関の陰謀が絡んでいるような背景が見え隠れするのだが、結局、なんだかよくわけのわからないまま終わった。楽しめたけど、かなり消化不良。★★☆☆☆。